イクメン!?ランキングで石川県が最下位に!夫婦の家事分担について考えました
2023年6月5日
先日発表された「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」によると
ここ石川県は「共働き家庭の家事・育児などに使用する時間」で男女の差が著しく、
全国で最下位という結果になりました。
総務省統計局による「社会生活基本調査から分かる 47都道府県ランキング」でも
「イクメン!?ランキング」において石川県は最下位という結果が発表されました。
※イクメン!?ランキング:6歳未満の子どもを持つ夫の1日の生活時間(土日を含む週全体の平均)から、家事関連時間(「家事」「介護・看護」「育児」及び「買い物」)を算出したもの。
その結果、1位の奈良県が2.35時間に対して、最下位である石川県はなんと1.00時間…!
出典:総務省統計局ホームページ
(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2021/rank/index.html)
家事育児をバリバリこなしているパパさんもたくさん目にするので、驚愕の結果ともいえます。
そこで実態を知るため、おたすけママン独自にご登録いただいている依頼者様にアンケートをとりました。
(ご協力いただきありがとうございました!)
■ご主人は家事・育児をどの程度していますか?
(回答者がご主人の場合、ご自身の家事・育児について回答ください)
このグラフからわかることは、全体の65%は家事育児を「している」ということです。
さらにつきつめて質問したのが、次となります。
■ご主人の家事・育児時間に満足していますか?
(回答者がご主人の場合、ご自身の家事・育児時間に関して奥様が満足していると思われますか?)
◎非常に満足していると回答した方のご意見
- 共働きのため、一緒に家事育児を行うのが当然と言って料理以外は全て手伝ってくれるため。
- 役割分担ができており、私より掃除が好きなため助かる。
- 全ての家事が一人で出来るから。
◎まあまあ満足していると回答した方のご意見
- 育児に積極的だから。
- もともと家事や育児は主人がするものと思っていなかったため、すこしでも関わってもらえるとありがたく思う。
- 平日夜の家事は殆ど夫の担当なので。
- 洗濯、掃除はやってくれる。
◎あまり満足していないと回答した方のご意見
- 子供が生まれる前と比べると0から1くらいには増えたけれど、よそのご家庭の話を聞いていると「もう少しくらいしてくれてもいいのに」と思うことも。言わないとやってくれないのも不満。
- 最低限しかしない、言われなければ自分の担当以外の事はしない。
- 平日はほぼ家事をしないが(ゴミ捨てくらい)、私が家事をしている間、娘の相手を多少してくれる(スマホ見ながらだけど)。休日は食事を担当してくれるので、助かっているが、後片付けまでしてくれるともっとうれしい。
- 家事育児についてマネージメントと実働を私がやって、夫は補助スタッフという感じ。
- 夫に頼んでも十分ではないため。
- 仕事が忙しく時間がとれないため。
- 育児について、大事な決断は全て母親。昨今あらゆることに選択肢がとても多いので心的負担が大きく感じる。家事については、大体おおまかなことはこなしているが、それ以外の細々したことは頼んでもなかなか実行されず、結局自分がやることに。ルーチン化してもらいたいことが山積み。
- 言うと文句を言うので、頼みにくい。頼まなくてしてくれることもあるが、任せきりにできない面が多々ある。
- 食器は自分で片付けるようにしているのですが、その場で寝っ転がり何時間も経ってからやっと食洗機に入れに行く。
◎全く満足していないという方のご意見
- 育児はしてくれるが、家事はほとんどしてくれない。
大変興味深い内容でした。
多かれ少なかれ男性が家事育児に関わっているものの、満足度はそこまで高くないという印象です。
家庭という組織は一筋縄ではいかない、毎日予想外のことばかり起こるもの。
家族ひとりひとり、さらに言えば夫婦は組織の一員としてのチームワークが求められます。
妻(女性)ばかり家事負担が大きいという事態は避けたいですよね。
男性が家事参加できない背景とその要因
そもそも夫にとっては家事に時間を取りたくてもなかなか確保できないのも現状ではないでしょうか。
それがどうしてなのか、その背景要因について少し考えたいと思います。
1. 社会的な期待と役割分担
「男性は外」「女性は家」という古くからの役割観念や社会的な風潮が未だ残っていることが考えられます。
2.時間と仕事の圧力
社会において、男性が仕事やキャリアに時間とエネルギー注ぐことが求められている傾向があります。
働き方改革が叫ばれてはいますが、長時間労働やキャリアへの焦りが、家事に割く時間を制限する要因となることがあります。
3.夫婦の認識の違い
家庭内において、家事分担に関する認識の違いやコミュニケーション不足が男性の家事時間の低さにつながることがあります。
「家事育児しているのに妻が不満そう」という状況から夫が家事育児に消極的になるなんてことも。
男性の家事時間を増やすためには
では、妻の家事負担を軽減するためにはどうすればいいのでしょうか。
その方法とアプローチについて考えてみましょう。
1. 価値観の共有とコミュニケーション
夫が家事をしていても「なんか違う」と感じている妻の多いこと。なんとももったいないことです。
そういった事態を避けるためには「共通の認識」を確立することが重要です。
それには日常的に会話することが何より大切。案外伝わっていないのが「家事の優先順位」だったりしませんか?根気強く認識をすり合わせていきましょう。
2.役割分担の見直し
家族内の役割分担を見直し、夫が家事育児の責任を持つ機会を増やしましょう。
妻の家庭と仕事の両立をサポートするために、柔軟な働き方や労働時間の調整、育児休暇の取得などの制度を活用するべきです。
3. 育児こそ夫婦で
ママが孤独にならないよう、パパが子どもと遊ぶだけでなく日常的な面倒見や通院など積極的にかかわることが重要です。
また、育児の負担を分かち合うために、パパが保育園やファミサポ、シッターなど外部のサポートについて調べてくれるとママは本当に助かります。
ママの笑顔は家族にとって太陽のようなもの。
時に曇ったり雨が降ることもあるかもしれませんが、そんな時はしっかり寄り添って、ピッカピカの晴天になるよう夫婦協力し合っていきたいものですね。
ただ、頑張りすぎて共倒れになることは何がなんでも避けたいところ。
家事代行という選択肢があることも覚えていてくださいね。
疲れてしまう前にママンに家事をサポートしてもらいましょう!
料理・掃除・整理収納、それぞれ得意なママンがあなたの依頼を待っています。